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相談

 私は三人兄弟の長女(37)で、下に二人の弟がいます。私の両親は自営業で失敗し、現在弁護士に破産手続きを依頼しています。というのも、父が自分の小さな会社には不釣合いな機械を買い込んだためです。現在その機械は売却しましたが、それでも残されたローンの支払いのために、すべての収入が注ぎ込まれ、食べて行くためにさらに借金を重ねています。私はそんな両親のために毎月21万円の給料の中から3万円援助し、弁護士を探してその費用も私が負担しています。ところが、上の弟は「3人の子持ちで生活が苦しい」、末の弟は「家を建てたいから資金を貯めているところで余裕がない」と好き勝手を言います。私は親にお金を貸したことはありますが、借りたことはありません。私だって、結婚もしたいしマンションも買いたい。自分ばかり不公平な気がします。父には、会社用と自宅用とある電話や車を一つにしてほしいと言っているのにそのままだし、父の弟がかつて株で失敗したときに、父はお金を貸しているのに、その返済は一部しかなく、残金を請求しようともしません。そんな父と弟たちに私の気持ちは到底届かず、私も疲れてきました。両親は家賃の滞納で、今の借家を追い出され、新しい借家を探しましたが、その滞納家賃と新しい借家の敷金礼金合わせて50万円が私の肩にかかってきました。もう失踪したい気分ですが、本当に失踪したら、母は精神的におかしくなってしまうかもしれません。私にはこの呪縛から逃れる手段はないものでしょうか。                     栃木県 女性(37)

解答

 どうも損な役回りみたいですね、自分を犠牲にして親のための尽くすしかないという呪縛の中で、もがいておられる様子がヒシヒシ伝わってきます。前にも書いたのですが、こんな場合あなたが尽くせば尽くすほど、親はあなたに依存してきますよ。そしてもっともっとあなたは苦しい状態になり、親はあなたへの依存のため自力で立てなくなりますよ。

 

 変な例しか思いつかないんだけど、喘息という病気は発作のとき気管支が狭くなり空気が入って来にくくなり、身体は酸素不足の状態になります。こんな場合医者は酸素マスクをして酸素を補いますが、酸素不足だからといってむやみに酸素の供給量を増やして補い過ぎると、脳は酸素が十分にあると認識して呼吸する努力を放棄してしまいます。つまり呼吸停止にもつながります。これは非常に危険な状態です。だから医者は酸素マスクの酸素の量を最小限にします。

 

 これは自然の法則なんです。病気に限ったことではないんです。あなたの家の場合も、あなたが頑張れば頑張るほど親は自分で何とかする努力を放棄するでしょう。あなたは喘息の患者をみる医者のように、酸素の代わりの経済的援助を最小限にすることが治療的です。

 どうも、あなたは長女でずっといい子できたのかなあ。頼りない弟たちの負担まで全部引き受けねばと、嵐のなかで逆風を受けながら立ち続けるあなたの姿は凛々しいけど、とても痛ましい・・しかも、あなたが今の努力を続ける限り状況が良くなる見込みは、まずありません。

 

 呪縛から離れるにはね。いい子をやめるしかありません。でも急に変更は出来ませんよね。失踪もいいけど、ぼくなら、ここいらで仮病使っちゃうかな。あまりのストレスで遂に倒れて入院なんていいかも・・大丈夫、お母さんはあなたが思うほどヤワではないと思いますよ。だって気丈なあなたを産んだ母親ですもん。