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産経新聞 中川晶の生き方セラピー 第14回 平成16年7月3日掲載「虫のいい義弟への対処法は」 |
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■相談 「義理の弟のことで相談します。弟のちゃっかりぶりが頭にくるのです。弟は法事や農作業(畑仕事)の手伝いなど、親戚が集まらなくてはならない時には、必ず自分の仕事を理由に欠席します。忙しい部署にいるらしいので、仕方がないかと思っていたのですが、妹が出産した時も、ほとんど手伝いもしませんでした。妹は三人目の出産なので、上の二人の子供の世話を夫である義弟がするべきなのですが、うちの母にまかせっきりです。母は小さい子供の相手をしながら妹の世話をして、疲れて寝込んでしまいました。そのときは、私と夫が手伝いました。なお彼はそのときも、仕事で忙しい、という言い訳をしていました。ところが、わが家で忘年会や、バーベキューパーティー、となると、ちゃっかり参加するのです。いつもなら『忙しいから直前まで予定はわからない』などともっともらしい理由をつけているにもかかわらず、楽しい催しの時は、一週間前から、「参加します」と意思表示します。なお、妹になんとか言ってほしい、と思うのですが、彼女は夫に頭があがりません。やっとつかんだ縁だったせいなのか、それとも弟が影で暴力でも振るっているのか、理由はしりません。私が直接弟に何か言おうとすると、必死になって止めるのです。妹がふびんなので私はこれまで我慢してきました。母は『まあ仕事なら仕方がない』と辛抱しています。ただ私の夫は最近、腹に据えかねているようです。今に大喧嘩にならないか心配です。虫のいい弟に、やるべきことをやってほしいのですが、どうしたらいいのでしょうか」 奈良県 女性(41)
■回答 四苦八苦という言葉があります。前半の四苦、生・老・病・死はよく知られてますが、後半は更に四つ苦があり合計八つで四苦八苦といいます。さて後半の四苦のなかで「怨憎会苦(おんぞうえく)」というのがありますが、これがまさにあなたの苦悩に当たるのではないでしょうか?「怨憎会苦」というのは「やな人間といっしょに生きていかねばならない苦悩」を表します。 いっそ、ご主人に大喧嘩してもらって、縁を切って貰えばどんなに楽でしょうね。でも妹さんが人質のようなもので、そうも行かない。よくぞ今まで我慢してこられました。さてここからが肝心、おそらく弟さんの性格は簡単には変わらないでしょう。向こうが変わらないとすれば、こちらが変わるという方法が考えられます。嫌悪感があるからそれは無理って?ですか、いえいえ弟に優しくしろなんて甘っちょろい答えは用意してませんのでご安心を・・ まずは嫌われているあなたの家の忘年会やバーベキューパーティーに嬉々としてやってくるのが面白いですね。普段は仕事が忙しいという理由で来ることを拒むのにね。こんなのはどうでしょう。向こうが喜びそうなパーティーがあるので是非おいでください、と招待するのです。向こうが来る気になった頃を見計らって、電話で「ごめんなさい、急に主人の仕事が入っちゃって。パーティー延期になるのよ、でもやっぱり男は仕事が大事だもんね」と明るく言ってやりましょう。あまり皮肉っぽくならないよう気をつけて。ついでに「あ、それから、パーティー予定してた日に、農作業やっちゃおうと思うんだけど、来てくれない?次のパーティーではご馳走するからさあ」 要するに、相手の考え方や行動をこちらが面白がってみることです。そうすると自然に余裕が出てきて対処法も浮かぶというものです。怨憎会苦だからって苦しむばかりでは能がありません。今度はどんな手でいきますか?考えると楽しいでしょ。
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