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産経新聞 中川晶の生き方セラピー 第17回 平成16年7月24日掲載「みんなお気楽、私だけが貧乏くじ・・」 |
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■相談 「私は自分だけが貧乏くじをひかされている、という思いが強いのです。小学四年の時にパニック障害にかかっていらい、さんざん同級生にいじめられたり、からかわれたりしたからです。人生で壁にぶつかると、必ず浮かんでくるのは『パニック障害で給食を食べられない私を尻目にぱくぱく給食を食べる同級生』といった光景。だからどうしても、ほかの人にも病気や悩みがあるなんてうそだ、と思ってしまい、自分だけ…と思います。すぐにぐちったり、不平不満を抱きたくなるのです。毎日のように『みんなは悩みとか病気とかぜんぜんなくてお気楽でいいね』ということばかり繰り返し愚痴るので家族からはすっかりあきられています。どんなに努力してもぐちりたくなる衝動を抑えることができません。これ以上家族に嫌われたくないので、愚痴らずに、むかつく気持ちを処理する方法はないでしょうか? 群馬県 パート女性(36) ■回答 うーん、この場合パニック障害という病名が正しいのかどうか悩んでしまうのですが、とにかく何らかの心理的な病気のため、ひがみっぽくなってしまったがどうしょましょ?という悩みとして、考えてみましょうか・・あの、こんなこと言ったらまたひがまれるかもしれませんけど、人生ってもともと不公平なんです。こちとら額に汗流して働いてもやっとこさなのに、何の努力もしないでお気楽な二代目社長はゴルフ三昧。美人に生まれただけで玉の輿の女性。「きっと甘やかされた二代目なんて会社潰すよ」とか「美人なだけに性格悪いに違いない」ってぼくなんかひがんじゃうんですけど、この二代目は運良く会社が大繁盛とか、美人のくせに性格がまたいいなんてこと、あるんですよね。 こんな不公平許されていいのか!責任者出てこい!と言っても神様が出てくるわけじゃないし・・・不公平な世の中をどう渡るか、これ大問題ですよ。 まず、我々は自分の人生の主役ではあるけれど世の中の主役ではないということを肝に銘じなければなりません。ともすれば我々は悲劇の主人公になったり、有頂天になったりしますが、それほど大それた存在ではないのです。ぼくなんか、頼藤先生の言葉をよく思いだします。先生によれば、ぼくたちは「動く蛋白質」でしかないのです。ね、いいと思いませんか。生命が生まれて30数億年、そのスケールから考えると、どんな問題も小さい、小さい。って回答になってました? つまり、あなたは自分を中心に考えるから、むかつくんです。それぞれ他人は他人で苦労はあるようですよ。そこを、自分流で解釈すると少し楽になるかも・・例えば、先の例の二代目社長なら「いつも初代と比べられて気の毒だな」とか、美人の玉の輿さんなら「上流階級に生まれついてないのに、行儀作法とか大変だろうな」とかね。「ちょっとイソップ童話の「酸っぱいブドウ」のキツネみたいですけど・・・
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