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産経新聞 中川晶の生き方セラピー 第19回 平成16年8月7日掲載「逆単身を離婚と誤解される」 |
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■相談 「ほとんど悩みのない人間ですが、ちょっと困ったことがあります。妻が仕事の都合で娘を連れて?、逆単身赴任中?・なのですが、どうも近所の人たちは、離婚したと思い込んでいるような節があるのです。今まではマンションの庭で子供と遊んだり、またわが家でけんかをしている声などが響いていたのですが、ここしばらく、ぼく一人しかいないので、ひっそりしています。玄関の花なども枯れていますから、余計に、近所の人は妻と離婚して妻と子供に逃げられたと思い込んでいるようなのです。エレベーターで顔見知りの人とあうと、ひきつったような笑顔であいさつされ、今までよく話しかけてくれた近所の奥さんも話しかけてくれません。もしかして、ぼくが妻と子供を山中に埋めたとでも思われているんじゃないでしょうか…。といって離婚していないことをアピールするわけにもいかず、ちょっと居心地が悪くて困っています」 兵庫県 会社員(38) ■回答 奥さんも、ちょっとご近所に言っといてくれればいいのにね。それはお困りでしょう。逆単身赴任というのは珍しいですものね。奥さんもお子さんも連れての単身赴任とは大変。 さて、お見受けするに男所帯に蛆がわくを地でいっておられるような生活ぶり。ひょっとして、おたく、食事を自分で作ったことが無かったのでは?身の回りの世話は全て奥さん任せだったとか・・ 家事って生活の基本なんです。どんな高尚なことやってても、これが出来ないと砂上楼閣なんですよ。奥さんが居なくなった途端、楼閣はガラガラ崩れてしまってますねえ。その結果、妻子を山中に埋めた疑いまでかけられてしまいましたか。困ったことです。 で、どうするか。まずは生活を立て直しましょう。家事に興味を持つこと。例えば料理は理科実験みたいに楽しみましょう。煮る、焼く、焚くというのは、まさしく化学変化なのですから。味付けは芸術です。塩味が強すぎるのは繊細さに欠けますよ。ぼくの親友も突然、料理に目覚めて、イタリア料理から始めて、今ではローストビーフまで作りますもの・・ 皿洗い、これはぼくの得意分野なんですけど、頭を空っぽにするのにとても効果的です。掃除や洗濯は運動と考えましょう。植物を育てるのは気持ちを落ち着けるのに効果的です。玄関の花は肥料と水を細やかにやりましょう。立派に家事が楽しめるようになれば、ご近所に対しても自信が出来るでしょう。そして自分から笑顔で「おはようございます!」「こんにちは!」って挨拶出来るようになるでしょう。相手もきっと挨拶を交わしてくれるでしょう。「おはようございます。ご主人大変ですね」。このとき初めて胸を張って言いましょう「いえいえ、逆単身赴任なんですよ。でもこれくらい頑張らないとね・・今後ともよろしく」 どうです、ちょっとカッコいいでしょ。 ちなみにぼくは、洗い物しかしません。うちのカミさんも家事に命かけてるので、家事は聖域になってるらしく料理なんて、近寄らせて貰えません。本当はうまいもんなんですけどね・・
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