酒が入るとゴキゲンすぎる夫

相談1

37歳主婦 奈良県

「四十二歳の主人と小学生の息子、娘をもつ主婦です。お願いいたします。

 ごく普通のサラリーマン家庭で、経済的にも安定し、これ以上文句を言ったらバチがあたる、と常々母から言われております。しかし、どうにかならないかと思っていることがひとつあります。それは、主人が酔っ払うことです。結婚当初から悩んで十三年です。缶ビール(500ml)三本でスイッチが入ります。最初は、いつも無口な主人が人当たりがよくなる程度なのでいいのです。しかし飲みすぎると、大声でしゃべり、さけび、いやがる子供に無理に抱きついたり、キスしたり。家族のいやがることばかりして、自分をアピールしているようです。その間、私は近所に聞こえないよう窓をしめます。

 もともとアルコール大好きでマイペースな主人に対し、アルコール嫌いの周囲の目を気にする私というとりあわせにも問題があるのでしょう。でも困ります。今日は、夏祭りの会場で上記のことをされたのです。何か酔っ払っている時に普通にさせる方法はないでしょうか。私も酔っ払えばいいのでしょうが、無理です」

 

回答

 ありゃ、なんと夏祭りにやってしまいましたか。それはたいへん・・

 最近の考え方では大脳は三層構造になってるんです。一番外側は新皮質と呼ばれていて理性を担当する脳、まん中の層は情動や感情を担当する脳、一番内側の層は本能や自律神経を担当する脳です。  

 さて、アルコールですけど、どうも外側の脳から染みこんでいくようです。いつもは無口なご主人、まずは理性の鎖から解き放たれて饒舌になって明るくなられるようです。ここまではいいのですよね。ところがこの段階が過ぎるとアルコールがまん中の脳に染みこんできて、大声で叫ぶなど、一般には泣き上戸、笑い上戸と言われてますが感情のタガが外れます。で、最終段階の最下層にまでアルコールが染み渡ると、本能むき出しになっちゃいます。何故この醜態が治らないのかというと、ひとつには本人がその醜態を知らないところに問題があります。いくらとっちめても「記憶にございません」と逃げられるからです。

 ここはひとつビデオでご主人の酔っぱらっていく段階を克明に撮影して『ある酒乱の物語』と題して本人に観てもらうというのがいいかも(本当は酒乱まではいってませんからご安心を。でも少し脅かしておかないとね。この手合いは・・)

 まさか、そこまで醜態を演じているとは本人は思ってませんから驚いて、缶ビール2本になるかも・・ただね家族の映画会にしてしまうのは反則です。ここまでやってしまうと、本人がふてくされて開き直る可能性があります。そっとビデオをプレゼントして「これ観ておいてね」くらいがいいでしょう。お手紙では酔っぱらっている時に普通にさせる方法とありますが、第三層までアルコールが染みこんでいると即座にもとに戻す方法はありません。

 でもね奥さん、ご主人がゴキゲンなときは酔っぱらいだからって毛嫌いしないで、自慢話でも泣き言でも聴いてあげてね。そしたら、飲む量減るかも・・・

ただね、どうもご主人の酔い方は少し怪しいのです。医学的にご主人の酔い方は第三層では内側アルコールねえ、ふだん抑制がかかってる人ほど酔うと始末が悪いんです。とご主人、酔い方が可愛くありませんなあ。それに缶ビール三本でスイッチが入るというのも今いち考え憎い。これはご主人