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産経新聞 中川晶の生き方セラピー 第26回 平成16年10月2日掲載「車に乗ると言葉遣いが豹変」 |
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31歳主婦 水戸市 「いつも楽しく拝見しています。はっきりと物事をおっしゃるところと少しのジョークが気に入っています。さて私の悩みを聞いてください。結婚を機に仕事をやめ、車の免許をとりました。それまで車に興味はなかったのですが、子供ができると車があったほうが便利、と周囲にすすめられてとりました。運転してみると、こんなに楽しいものだとは思ってもみませんでした。次のカーブはもっと上手に曲がってみよう、とか、もっと静かにブレーキをかけてみよう、など課題は尽きません。問題は私の言葉遣いなのです。車にのると豹変するのです。ふらふら自転車をこいでいるおじいさんに『あぶないからそんなチャリンコ、乗るんじゃねえよ』とか、車一台しか通れない道で譲ってあげたのに相手が早く言ってくれないと『早くいけよ、ポケナス』なんて、ここに書くのも恥ずかしいぐらいひどい言葉使いになります。主人も車に乗ると文句を言っていますが、私のほうがひどい。後部座席で息子二人も聞いています。息子たちはまだお話しができない年齢ですが、将来、話をするときに、運転中の私のような言葉遣いになったら困ります。なので直したいのですが、どうしたらよいでしょうか。私は体が小さいのに、大きな車に乗っているせいでしょうか。アドバイスをお願いします」
回答 こんな悩み好きです。罪がなくていいものね、この種の悩み・・って、ごめんなさい。でも誰にも迷惑かけてないですもんね。豹変と言われますが、言われたほうは決して聞こえてないし、あなたも聞こえないように悪態ついてるでしょ。これってかなり抑制効いてますから豹変とは、ほど遠いんです。きっと悪態つくのは一種のストレス解消になってるのでは・・いかが?車のなかで『そんなチャリンコ、乗るんじゃねえよ!』と叫んだらスッとしてません?でも相手のおじいさんに聞こえたらかなりまずいと思ってるでしょ・・それでよろしい。 ぼくもね、窓が閉まってると安心して悪態ついてたら、後ろの窓が開いてて相手に聞こえたんじゃないかと後で肝を冷やした経験があります。このあたりはご用心を・・ あなたが女性で体格が小さいこともこの癖と関係してるかもしれませんねえ。ふだん言えないことを大きな車に乗ると言えるようになってるというのも当たってるかもね。車に乗ると何だか強くなったような気がするんですよね。 でもあなたの可愛い子どもたちがお母さんの真似してですよ、三輪車にまたがって前を行く三輪車の子に『早くいけよ、ポケナス』とか『プラプラしてんじゃねえぞ、このクソガキ!』なんて言ったら、お母さん顔が真っ赤になってしまいますよね。これは困った事態です。 さて解決策ですが、基本的にはTPOをわきまえることなんです。運転一人のときは思い切り悪態ついてよろしい。 『コラー!そこの金髪頭。何考えとるんじゃー!そこは横断歩道じゃなかろうが・・へこへこ歩いてんじゃねぞ!いい年してバカかお前。』(あ、ちょっと言い過ぎですか?) ただし、人が乗ってるときは静かに運転しましょう。そのためには一人のときに十分叫んでおくことです。他人の迷惑になってないんだから、そのくらいだったらいいじゃありませんか。
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