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産経新聞 中川晶の生き方セラピー 第5回 平成16年5月1日掲載*「夫がすぐ怒鳴り、物を投げる」 |
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■相談 甘えることを知らずに育った私。甘えたい、と七歳年上の主人と結婚しました。しかし子供がそのまま大きくなったような人でした。短気で、「食わしてやってる」という態度で、まったくいたわってくれることもなく、ほとんど毎日テレビをみている生活です。昔は笑顔がいい、とか、面白い、といわれた人でしたが、最近ではすっかり笑うこともなくなり、なにかとすぐ怒鳴り、モノを投げます。 外にボランティアにでもいこうか、と思うのですが、私は対人恐怖症です。周りの人に悪い感じを与えるのではないか、と二の足を踏んでしまいます。孫をあずっかったりすることだけが生きがいの毎日。月に一回でもおしゃべりしたり笑ったりできればいいな、と思うのですが、友達も連絡が途絶え、数人です。六十に手が届く、というのに、私は甘ったれているでしょうか。アドバイスをお願いします。 大阪府 主婦(59) ■回答 やはり来ましたか、この手の相談。いやはや夫婦関係ほど難しいものは世の中にそうありますまい。時にぼくは、人類は一種ではなく男類と女類の二種あるのではないかと思います。最近では脳の形態にまで性差があることが分かっていきました。だから、難しいのはあたりまえではあるのですが・・・ まずは男女でコミュニケーションのとりかたがどうも違うのです。男性は情報の伝達に、女性は相手との感情の交流に 重きを置く傾向があります。それに男性は問題を解決するにはどうしたらいいのか考えますが、女性は現状がどうなっているかの分析にに目を向けます。だから妻が「あなたは冷たい」と不服を言うと、夫は新聞から目を離さず「分かった、それでは食事の後かたづけはぼくがやるとしよう。それから君の誕生日にはバラを贈るとしよう。それで問題解決だ」とくるわけです。その結果、「あの人は分かってない!」「何が不服なんだ!」と決裂し、お互い無力感に苛まれることになるようです。 まずは男女の違いを受け入れることから初めてみませんか?相手を理解しようとすることも大事ですが、違いを受け入れることも必要なんです。 さて、ご相談のご主人ですが、人間も含めて霊長類のオスは、相手との関係のなかで自分の地位が脅かされると暴力に走る傾向があるようです。何かとすぐ怒鳴り、ものを投げるというのは、支配的な人が自分の優越性を脅かされたときに起こす典型的なパターンですな・・・ 実はね、こんなタイプは比較的御しやすいのですよ。要するに「あんたは偉い!」って立てときゃいいんですから。ただね、こじれた夫婦の場合どうも非難とも賞賛とも解読できるような曖昧なメッセージをお互いに送りあい、それが混乱の種になっていることも多いので気をつけましょう。なーに、昔は笑顔がよくて面白い人だったのだから片鱗くらい残ってますって。何も相手に屈服するわけじゃありません。自分のために住み心地を良くしておかないとねえ。あれれ?回答書いてて身につまされてきたのでこのへんで・・・ |
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