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産経新聞 中川晶の生き方セラピー 第7回 平成16年5月15日掲載*「2人の男性を好きに・・」 |
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■相談 「つまらない相談ですみません。私は付き合って二年になる男性がいます。結婚するならこの人かな、と思っていました。ですが最近、もうひとり気になる人がでてきました。その人も私のことが好きだ、といってくれます。ここ一カ月、ずっと悩んでいます。つまり、どっちがすきなのかわからないのです。姉に相談すると「二人とも付き合えば」というのですが(姉はB型、奔放なタイプです)、これまで、一度に二人の人と付き合ったことなどなく、本当に悩んでいます。二人はまったく違うタイプなのです。本当は二人と堂々とつきあって、二人と結婚できればいいのですが、そんなこと、無理ですし。こういうとき、先生ならどうされますか。」京都府 会社員(25) ■回答 今回は最近の生物学から答えたいと思います。この手の答えをすると、カミさんをはじめ多くの女性からはボコボコにされるのですが・・「それでも地球は回る」のです。 さてご相談の件、いわゆる二股ってやつですなあ。アレキサンダーという生物学者が調べたところ世界の250の社会のうち43が一夫一婦制(意外に少ない)、そして193がなんと一夫多妻制なんです(いやいやこれが良いなんてぼくは言ってませんよ)。さて問題の一妻多夫制はわずか2つの社会しかなかったそうです。二つのうち一つは、かなり厳しい環境に暮らす部族のようで、一人では妻を食べさせていけないので兄弟で一人の妻を養うのだそうです。もう一つは非兄弟型と呼ばれていて、これは血縁のない男たちが地位の高い一人の女性の所帯に加わるというものです。ま、男のハーレムを作るって感じですかな。それにしても250のうちの2つですからね、どうも生物学的にはあなたは少数派という事になりそうです。でもね、アフリカのクン族のある女性は5番目の夫と暮らしていて、他に愛人も大勢いるのだそうです。どうしてそんなにたくさんの男性が好きになるのかと聞くとその女性は不思議そうな顔で「だって、そのほうが自然ですもの」と答えたのだそうです。要するに子供の父親が違っていた方が子供もまた様々だから、予想外の環境の変化が起こっても生き延びる確率が高くなります。要するに女性が複数の男性を好きになることには生物学的な意味があるようです。ま、ま、落ち着いてください。ぼくが言ってるんじゃなくてヘレン・フィッシャーという女性人類学者の言葉なんですから・・・で、答えですけど、あなたはクン族の女性ではないので、きっとどちらかを選ぶ時期が来るでしょう。ただ、今はその時期ではないようです。自然の流れにまかせてみては・・なんて今回は普通の人生相談になっちゃった。
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